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やけど(熱傷)の治療

やけど (熱傷) は熱による皮膚の損傷です。日常的にありふれた外傷のひとつですが、範囲 (面積) や損傷を受けた深さによっては命に関わることもあります。

一般的には、高温の液体や蒸気、固体、火炎や化学物質に触れたりすることで発症します。一方で、湯たんぽなど44℃〜50℃程度の低温のものでも長時間接しているとやけどになります。これを低温熱傷と言います。また、紫外線による日焼けもやけどの一種です。

 

やけどは皮膚の深さによってⅠ度からⅢ度に分類されます。

Ⅰ度熱傷

皮膚の表面の表皮と呼ばれるごく浅い部位のみに傷害がおよんだものです。赤みが生じてヒリヒリしますが、あとが残らずに治ります。

Ⅱ度熱傷

表皮の下の真皮まで傷害がおよんだもので、水ぶくれができます。深さによって2つ (浅いものと深いもの) に分けられます。浅いⅡ度熱傷は適切な治療を行えば2週間程度で治り、傷跡もほとんど残りません。深いⅡ度熱傷では手術が必要となることがあります。

Ⅲ度熱傷

真皮の下の脂肪や筋肉といった皮下組織まで傷害がおよんだもので痛みがありません。手術等の専門的な治療が必要となります。

 

どの深さのやけども直ちに流水で冷やすことが大切です (20分程度) 。

ある程度の範囲 のやけどや、顔や手、陰部などのやけどの場合は専門の治療が必要です。

 

 

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