多汗症の治療
多汗症は、他の病気が原因となって発症する場合と、とくに原因がないのに過剰に発汗する原発性のものに分けられます。
シャツに染みができるなど日常生活に支障をきたすほどの大量のワキの汗が明らかな原因がないまま6ヶ月以上認められ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合に原発性腋窩多汗症と診断します。
・最初に症状がでるのが25歳以下である
・左右両方で同じように発汗がみられる
・睡眠中は発汗が止まっている
・1週間に1回以上多汗の症状がある
・家族歴がある
・ワキ汗によって日常生活に支障をきたす
重度の原発性腋窩多汗症には、以下の治療を行います。
ボトックス注射
エクロックゲル外用
ラピフォートワイプ外用
両側の手のひらに大量に汗をかく多汗症を原発性手掌多汗症といいます。
日本初の保険適用の原発性手掌多汗症の治療薬として2023年6月よりアポハイドローションが発売されました。